資金決済法の情報

資金決済法の規則の枠組みを把握し、理解することで新たなビジネスチャンスが生まれる!

コインチェックに立ち入り

仮想通貨取引所「コインチェック」から580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が不正流出した問題で、金融庁は資金決済法に基づく立ち入り検査を実施する方針を固めたのだそうです。

顧客から預かる資金の管理や安全システムが十分だったかを確認するのだそうで、金融庁仮想通貨取引所へ立ち入り検査を行うのは今回が初めてのこととなります。 f:id:creditofactor:20180202111515j:plainインチェック側では、流出したNEMを預けていた全顧客約26万人に対し、流出発覚後の価格下落を反映した総額約460億円を自社の現預金で返金する方針を示していますが、一体どうなるのでしょうね。

現在は、原因を調査しており、何者かがコインチェックのメインウォレットに不正アクセスし、保管していた顧客のNEMを盗み出したのではないかと思われているようで、犯人の追跡が続けられているとともに、善意のハッカーNEM財団が共同となり、交換所で換金できないよう、盗まれたNEMを区別するための印をつける作業を続けているのだとか。

実際のところ、仮想通貨の技術的なシステムには問題はなくても、取引の安全性や犯罪に利用される可能性に関する問題は存在していますから、これからも十分に注意する必要があります。